なぜ、オーガニックコットン?!

なぜ、オーガニックコットン?!

tomonieが目指す「この瞬間も未来も赤ちゃんにとって良いモノ」を実現するためには、人や環境に配慮すること、サステナブルであることが重要なカギになるとtomonieは考えています。そのため、tomonieではオーガニックコットンを商品の8割以上に使用することを目指しています。

さて、オーガニックコットンであることがどのように、赤ちゃんの今この瞬間と未来に繋がってくるのでしょうか?

答えは栽培方法にあります。コットンは私たちの着ている衣類の素材に多く使用されるお馴染みの繊維です。コットンは世界の農地の約3%で栽培されています。それに対し世界の農薬の使用率の約16%はコットンに使われているとも言われ、いかに大量の農薬が使用されているかが分かります。また、コットン産業が盛んなインドでは、約40万人の子供たちが児童労働を強いられているという問題もあります。農薬による健康被害や農地汚染を減らす、児童労働をなくすためにも、作る責任、消費する責任が問われているのです。

オーガニックコットンは、3年間以上農薬や化学肥料を使用していない農地で栽培された綿花の事をいいます。生産過程や農薬使用の厳しい審査基準に通ったコットンのみオーガニックコットンとして販売されるようになっています。普通に栽培されたコットンとオーガニックコットンの品質そのものには大きな違いはありません。しかし、環境に与える影響が普通に栽培されたコットンに比べ、圧倒的に少ないのです。農地によって方法は違いますが、具体的な方法としては、殺虫剤を出来る限り使わないように、害虫の天敵(てんとう虫など)を使用します。また、通常の栽培では機械で収穫する際に邪魔になってしまうコットンの緑の葉を、落葉剤を使用して枯らしますが、オーガニックコットンは、薬品はなるべく使わず、手摘みをするか自然に葉が枯れるのを待ってから収穫に入るなどしています。

現在のオーガニックコットンのシェア率は約0.7%と言われています。将来、すべてのコットンがオーガニックコットンになり、わざわざオーガニックと記さなくてもよいような世界が来ることが、今から生まれる赤ちゃんにとって、理想なのではないのでしょうか?